これからの文化政策と愛媛の舞台芸術環境の未来

劇作家であり、演出家
そして、内閣官房参与
平田オリザ氏による講演会が愛媛県松山市で行なわれました
 
正岡子規に影響を受け、
 現代口語演劇を実践されています
誰でも分かり、誰でも参加できる・・・
これまでのありのままの日本語から乖離した演劇理論を見直して、
日本人のあるべき自然な言葉を舞台上に再構築し、
それを見つめ直していこうとされています
 
内容としては、
 
・小さなコミュニティーの大切さ
孤独死がなくなる
災害時の助け合い
 
・まちにおける劇場の役割
創造・発信の重要性
市民参加→子どものためのもの
 
・大阪「繁盛亭」の普及効果-成功事例
非常にこまかい参加型イベントを毎週行なっている
繁盛亭への来場者だけではない
精神的な波及効果がある
 
・金沢21世紀美術館の成功事例
無料ゾーンがある
市民が誇りに思う
商店街・小学校でのアウトリーチ
体験型作品の展示
 
・富良野の成功事例
半分以上が、「北の国から」を知らない外国人観光客
参加型の体験施設をたくさんつくる
小学校への授業
高校に演劇コースをつくる
文化の育成に力を入れる
文化の自己決定能力の大切さ
自分たちの文化を知り、その価値を知る、そしてどういかすかを間違えない
子どものうちから高い文化に触れる
ソフトの地産地消
 
・松山の観光業の発展のために
俳句によりフランス人を呼び込む→中国人を呼び込む

 

話を通して感じたことは、
まちづくりの達人たちのことばとかわらないことをおっしゃっているということ
再確認・再認識させられました
数々のヒントをいただきまして、どうもありがとうございました
今後の活動に活かしていきたいと思います!
また、八幡浜でもご講演・ご指導いただきたいなと感じました!!
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これからの文化政策と愛媛の舞台芸術環境の未来 への2件のコメント

  1. 上野 弘文 より:

    平田オリザさんの講演を愛媛catvで偶然見ました。最初は何となく見ていましたがだんだん引き入れられ最後まで見てしまいました。欧州での劇場の役割、地方都市での東大合格何人の張り出し等 今まで何とも思っていなかった事が認識不足であることを思い知らされました。地方都市の衰退など仕方がないのかなと思っていましたが講演を聞いてまだ何とかできるような気がしました。
    お願いですがこの講演の記録がインターネットで出されていましたらお知らせ願えませんか。滋賀、熊本は見ましたが愛媛は探すことが出来ませんでした。もし在りましたらよろしくお願いします。

    • 眞田井 より:

      上野 弘文 さま

      コメントどうもありがとうございます!

      私の周りでも、地方衰退都市をどうにか活性化できないか試行錯誤しているところですので、平田オリザさんのご講演に励まされました!
      具体的な行動に繋げていけそうだと感じたのです。
      上野さんのお力になれればと思いましたが、残念ながら講演の記録を持っておりません。
      インターネットでも、見たことがない状況です。
      CATVの映像は、基本的にCATVで購入することができますので、そちらをご利用されてみてはいかがでしょうか?

      おまりお役に立てずすみません・・・。

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