先日、男木島に伺ったときのアート作品です
Sea Vine (高橋 治希 (たかはし はるき))
海の見える部屋。
磁器製の蔓がうねりを打ち、室内を包み込む。
それは、窓から押し寄せてきた波とも、風とも見立てることができる。
蔓から伸びる花や葉は、水しぶきだろうか。
作家はそれらの花や葉を一つの空間ととらえ、
表面に「もし海に目があったら、海が見たであろう」風景を磁器の花や葉に描き、
焼き付けて、海に映り込んだ風景が波や風になり、
身体を通り抜けていく感覚を表現した。
蔓は窓からの光によって色を変え、その表情は時間や天候を反映する。
素材=磁器(九谷焼)、釉