カテゴリー別アーカイブ: 緑石(あおいし)
豊島
先日、豊島探訪時の記録写真を載せます。 思いつくままの記録として。 「Teshima sense〈豊島の気配〉( 戸髙 千世子)」 晴天でかつ、風がない穏やかな日 「こんにちは藤島八十郎 (藤 浩志)」 展望台からの眺め 「島キッチン (安部 良)」 テーブルとイスより小上がりの方が、沢山の人々が憩える場所になっていました。 小上がり自体がイスにもなるし 島キッチン近くの民家の塀 床に張られているのは、青石のようでした。 このあたりでは、花崗岩が多く取れるので、青石を使うほうが高価だったのではないでしょうか?
八幡浜・八西地区の青石
さて、それでは、八幡浜・八西地区の青石はどのように積まれているかといいますと 旧川之石庄屋跡 3mを超える青石の灯籠と井戸が残っています。 駐車場の石垣は、防火用に設置されたもので、 青石の自然石を鋭角に積む「落としづき」という 今では見ることが少なくなった貴重なものです。 国有形文化財にも指定されています。 青石の灯台と海に浮かぶ船 航海の安全を祈願してデザインされています 旧江戸岡小学校の外部トイレの壁にも 青石が張られています 松村さんの設計の思想の中に 土着的なものが影響していたと考えられる部分です こちらも同じく 旧江戸岡小学校にあった池 青石が自由に置かれています 少し八西地区に広げて見て見ると 旧三崎町井野浦にてボランティアの手でつくられた石垣です 約3年間かけて制作されています 私たちも、この高さなら積めるでしょうか
小豆島・豊島の石垣
青石の石垣に関連して 先日小豆島・豊島に訪れたときに 芸術や建築を見ただけでなく 青石を愛する会、会員としては、 石垣にも自然と興味がわき 撮った写真の中にも石垣が登場してきます 八幡浜と違って 小豆島・豊島は高温低圧の領家変成帯に属しており「花崗岩」が多く取れる地域です 石垣にも「花崗岩」が多数利用されておりました 大きさのそろっているものというより ある石を利用して積めるかたちに積んであるという印象を受けました 石垣のほか、古民家の基礎としても使われています 見えにくいですが、土壁に瓦や薄い石を布積みにしてあります こちらも、石のつなぎは土を利用しています 棚田の石垣 花崗岩の他、青石も混じっているような・・・ 多種多様な石の雑積で、間から雑草が生えています とても風景に溶け込んだ自然な姿に見えましたが 石を集めだしてから思うこととして 先人の方のご苦労と技の凄さがあります それらを超えることは難しいので 競うのではなく 今できることの中で もっとも賛同を得られるコンセプト・方法の模索が必要かなと思います
エバさん
エバさん・・・ってご存知でしょうか? 石垣を積むことのできる方のことです 現在、エバさんは高齢化しており 石垣を積む指導をしてくださる方がいらっしゃらないと 積むのも困難・・・・ ということで探しておりましたら素敵なエバさんこと尾地さんを紹介していただきました! お話を伺うと 八幡浜で目にしたことのある石垣は かなり尾地さんの積まれたものであることがわかりました つまり八幡浜の今の景観づくりの一端を担われていると言っても過言ではありません 石垣の積み方には、 ●布積(正式な積み方) ●矢羽根積 ●雑積 ●谷積み ●張石 などがあるそうです 集まった石の大きさや形を見て どういうつみ方にするか検討しましょうということになり まずは青石をたくさん集めることから取り組むということが重要です 尾地さんは今年86歳ですが、 マスターズ陸上愛媛大会の円盤投げで優勝されるほどの実力の持ち主です! また、港の石垣つくりのご指導をお願いしたところ 快く承諾してくださり 次の世代へ 石積みを伝承していくことができそうです 本当にどうもありがとうございます! どうぞよろしくお願い致します!!
青石
八幡浜の新しい港の公園内に みかん山を再現するにあたり 青石で石垣をつくろう!! という計画があります しかもボランティアで 大変ありがたいことに 知人のご好意で、青石をいただけることになり 「かまぼこカーテン」制作のお手伝いをするのに購入したつなぎを着て 青石運びを行ないました 天候に恵まれ、2時間の作業ではありましたが 自分的には大量の青石を運ぶことができました 一度に運ぶのはとても大変なので 毎日地道に運んでいこうと思います ご提供頂きましてどうもありがとうございます!! うちにも石が余っているよ~という情報がございましたら 情報をお寄せくださいませ!