作成者別アーカイブ: 眞田井
青石
八幡浜の新しいみなとの埋立地に ボランティアでみかん山の石垣をつくろうと考えておりますが、 そんななか、 先週末、知人のご好意で、 青石をたくさん頂きました 土に混じっていたので、茶色がかって見えますが、 土を払うと美しい青緑が見えてきます 一人では運べないくらいの大きなものもありましたが、 天気もよかったので、時間の合間合間をぬって何往復もしました 当日から筋肉痛になっておりますが 非常にいい運動(筋トレ)になっています(笑) ストックさせていただいている場所も結構な量になってきました 本当にどうもありがとうございました!! ご自宅にあまっている青石がございましたら、 ご連絡お待ちしております! 一緒に、石垣を積んでみたいという方も大募集中です!!
土・建築・環境
ゲルノート・ミンケ(Germot Minke)氏の講演を聞く機会がありましたので ミンケ氏を紹介いたします ミンケ氏は、建築家であり、環境配慮型建築のコンサルタントを行なわれています 1974年に実験的建物研究所をドイツのカッセル大学内に設立 以来、30年以上に渡り、同大学にて教鞭をとっていらっしゃいます 土建築以外にも、麦わら梱の建築、低エネルギーなパッシブを用いた住宅、屋上緑化など、 多様な持続可能な建築技術を専門とし、 自身が所長を務めている実験的建物研究所にて関連する50以上の研究やプロジェクトを指導してきました 300以上の研究論文を発表し、50以上の国際会議において招待講演を行なっています 土建築の可能性をご説明いただきましたが、 参加者が予想以上に多く、 土建築への期待や可能性を感じました 版築だったり、土レンガだったり これからも注目される素材であることを再認識しました 土は、世界中どこでもあり、誰でも入手でき、加工が簡単で、 最後には大地に帰る・・・ いろいろと空想が膨らみます
栗林公園 見せる
見せない部分を徹底しているからこそ、 見せたい部分が際立つと感じました 栗林公園を歩いていると、まちを育てていく活動のヒントが一杯つまっておりました 動線上に、一定の間隔をあけて足元に照明が設置されております 竹の中にコードが配線され、 電球は、雨にも強い、ワーロン紙にくるまれております また、伝説はつくるもの ということを教えてくれるのが、「恋ツツジ」 「目の前の島にあるハートの形をしたツツジは、選定作業で偶然にできたものです。 カップルや結婚式の前写しの背景などとして、人気の撮影スポットになっています」 とのこと。 確かにハートの形に見えますね! 伝説は、作って広めるものだなと。 一つ一つの工夫の相乗効果で栗林公園ができているように、 まちも、その積み重ねで出来上がってくるのだなと思います。
栗林公園と景観 かくす
八幡浜市に景観計画が策定されました キーワードは、 「潮騒に みかんの香り・・・青い石」 そうして、景観に関して学ぶことが多くなり 八幡浜にふさわしい景観とは?・・・と考えることが多くなっております そういう視点で栗林公園を見てみると、 景観を邪魔するものはすべて上手に隠されておりました あらゆるところに配慮がなされており、 「美しいものには必ず人の手が入っている」 それを体言しておりました 景観に溶け込む看板 建築の佇まい 軒下のみの活用と色彩の統一 看板ではなく、旗や幕の利用 屋根つきの案内板と火災報知機 分別用ゴミ箱として利用されているかご 植物に覆われている売店 植物に覆われ、かつ色彩が統一されている自動販売機 他の景観を形成する場所にも活用できる工夫が多数ありました 人のつくった美にはそうでないものに比べて緊張感があり 背筋が伸びる思いでした!!
栗林公園
香川県高松市に位置する栗林公園 ミシュランの観光版(ギード・ベール)日本版で、最高評価の三つ星に選ばれているそうです こちらは中央構造線より北側なので、 領家変成帯に属しており、片麻岩と花崗岩類が多く見られます そういう地層状況のなかですが、 青石を含め、色々な石の活用が図られておりましたのでご紹介いたします 階段に用いられています この奥の階段には、次のように三角の青石が用いられており 意匠的・倹約的にも考えられておりますね! 掬月亭へのアプローチの飛び石 大振りな花崗岩を大胆に使っております 掬月亭から池を望む 池や蹲に映る景色が非常に美しかったです 私の後ろでは、和装の新郎新婦がお茶を頂いていらっしゃり、 その姿も景色の一部として ゆっくりと流れる時間に彩を添えておりました 場は、行為で変える事ができる いろんな顔を見せてくれると実感いたしました